電話としての基本性能

"これ1台"として使うには携帯電話としての基本性能が整っていなければなりません。
その意味では、X02HTは合格です。Windows Mobileバイスであることから、色々なソフトを詰め込まれますが、けしてへこたれる無く、いつも快適に作動しています。したがい、電話がかかってきても、また電話をかける時も、携帯電話としてちゃんと機能しています。
この当たり前なことが、これまでのデバイスではなかなか実現出来ていませんでした。ここにX02HTの素晴らしさがあります。

私にとってのX02HTの電話としての欠点は、ただ一つ。電話した相手が話し中だと、無反応になることです。
普通は、相手が電話中だと、プープーと鳴り、電話中だと分かります。でも、X02HTは、何の音もしません。デバイスが壊れたか、ソフトバンクの通信が不良になったのかと考えてしまいます。銀座に出向いたある日、たまたま電話をした相手が3件連続して電話中だったために、私にとっては3件に電話しても何の反応(音)もしないことから、私のデバイスが壊れたか、銀座付近のソフトバンクの通信が不良になったかのどちらかだと思いました。ソフトバンクのサポートセンターに電話をし、状況を報告したら、銀座付近で通信不良は発生していないとのこと。であれば、私のX02HTが壊れたのだという結論に達してしまいました。
また同じことが何度も起きたので、これはX02HTの基本的な不具合であると認識しました。メーカーの人はこれを仕様だとごまかすのでしょうが、相手が電話中だと何の音もしないのは従来の電話機能の常識から明らか逸脱しており、非常識な仕様です。そこで、ソフトバンクのサポートセンターに再度電話をして、『相手が電話中だと無音になる』と苦情を言ったら、『そんな問題は聞いていません』とのこと。『事実を確認して下さい』と依頼をしたら、『たしかに相手が電話中だと無音になります』とのこと。この後に『これは仕様です』と言い訳が出てきたので、カチンときて、だいぶ文句を言ってしまいました。
仕様というのは、そうなるように意図して作ったものを指します。つまり、相手が電話中だと無音になる様に敢えて作ったということになります。でも、それは電話機としての常識から逸脱しています。意図的に常識から逸脱する様に作ったのだと言われれば理解しますが、でも同時に非常識なメーカーだと認識せざるを得ません。
相手が電話中だと無音になることは、X02HTの商品開発上のチェック洩れだったというのが実態だと思います。ソフトバンク(またはHTC)には素直に反省して貰い、アップグレードで改善して貰いたいと望んでいます。

X02HTに感じている唯一の不満です。